英語の勉強を始めても、仕事が忙しい週に1日抜け、2日抜けして、気づいたらやめている。
社会人の英語学習でいちばん多い悩みは、やり方よりも「続かない」ことだと思います。
こんな人に向けて書きました
- 平日の英語学習が、忙しい週をきっかけに途切れてしまう社会人
- 時間が無い朝に「今日は何をやるか」で迷って、全部やめてしまう人
- 続けている練習に効果があるのか分からないまま、飽きてしまう人
まだ何を練習するか決まっていない人は、先にやることを2〜4つに絞ってから読むほうが役に立ちます。
この記事で分かること
- 平日の時間を段ごとに区切り、順番を固定する組み方
- 時間が無い日に削る順番を、先に決めておくやり方
- 1日1行の記録と、自分でつけない記録の付け方
私はこの3つを決めて、2026年8月24日から10月20日までの58日間、1日も空けずに記録が続きました。合計の所要時間はおよそ1,200分、20時間ほどです。
ただ、最初に組んだ「平日30〜40分」がそのまま続いたわけではありません。1日の平均は、次のように縮んでいます。
| 時期 | 1日の平均 |
|---|---|
| 最初の12日 | 約32分 |
| 次の1か月 | 約21分 |
| 10月から | 約12分 |
縮めたから続いた、というのが正直なところです。
平日30分は、どう組むの?
最初に組んだのは、朝の30〜40分を4つの段に分ける形でした。
| 段 | やること | 目安 |
|---|---|---|
| 1 | ディクテーション(1分ぶんを文ごとに5回・0.85倍で書き取る) | 音声を流すだけで約8分 |
| 2 | ライティング(3分×2問の短い英作文) | 6〜8分 |
| 3 | オーバーラッピング(1と2で落とした箇所だけ) | 約8分 |
| 4 | 通しのシャドーイング(その日の1分を等速で) | 2回・2回 |
1と2は「何ができていないかを見つける」段、3と4は「直す」段です。順番は入れ替えません。
何が落ちているか分からないうちに口を動かしても、既にできることを練習するだけになるからです。
段ごとに、始める前に「約◯分」と所要時間を確認するようにしました。長さが分かっていれば、その場で「今日は3まで」と自分で決められます。
時間を決めずに始めると、終わりが見えずに途中でやめてしまいがちでした。
時間が無い日は、何から削るの?
続けるうえで一番効果があったのは、時間が無い日に削る順番を、時間があるときに決めておいたことです。
忙しい朝に「今日は何を削ろう」と考えると、それ自体が面倒で、全部やめてしまいます。
私の削る順番はこうです。
- まず4のシャドーイングを削る。仕上げの段なので、1日抜けても翌日に取り返せる
- 次に3のオーバーラッピングを短くする(1項目4回→3回、約8分に)
- それでも無い日は、1の書き取りと2の英作文だけにする
1と2は、削ると「何ができていないか」が分からなくなるので最後まで残します。
1から順に削らないのがポイントです。
実際の記録でも、この順番で削っています。
| 場面 | やったこと |
|---|---|
| 始めて3週間ほど | 「通しはいったんいらないかも」と感じ、4をしばらく外した |
| 「時間ない」となった日曜 | 1と週末の英会話の復習だけ |
| 「あと5分」の朝 | 1と2を1文ずつだけ |
| 10月中旬に2日続けて「時間ない」 | 1と2と英作文だけ |
どの日も、記録の行は1行残っています。ゼロの日を作らなかったことが、58日続いた理由だと思います。
15分の形に縮めるとき、何をやめて何を残したの?
10月からは、ある英語コーチの動画を参考に、1日15分の形に組み替えました。
| 段 | やること | 時間 |
|---|---|---|
| 1回聞き | 5〜6語のかたまりを1回だけ聞いて書く | 3分 |
| 答え合わせ | 全行を正解と並べ、聞き違いと空欄に分ける | 3分 |
| 型の聞き分け | その日いちばん落とした型だけを5問 | 約3分 |
| 英作文 | 短い英作文1〜5問 | 数分 |
時間が無い日の最小の形は、1回聞き6かたまり→答え合わせ→聞き分け5問→英作文で、6〜7分+英作文です。
縮めるときにやめたのは、「役に立っているのか分からないもの」です。オーバーラッピングは、12日後にもう一度確かめたら、前に取れた4件のうち1件しか残っていませんでした。
「口の練習に意味があると思えない」と感じた時点で、聞き分けの練習に置き換えています。逆に、書き取りと答え合わせは「何を落としたか」が毎日分かるので残しました。
続けるための記録は、どう付けるの?
記録は、1日1行の表にしています。列は次のとおりです。
| 日付 | 素材 | 区間 | 所要分 | 音の変化 | 知らない単語 | 速さ | 文の構造 | メモ |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
「音の変化・知らない単語・速さ・文の構造」は、書き取りで落とした箇所の原因を4つに分けた件数です。音の変化は音がつながる・消える・弱くなるもの、速さは速さに追いつかなかったもの、文の構造は文の切れ目や文法を取り違えたものを数えます。メモにはその日にやった手順と、気づいたことを1〜2行書きます。

最初は「数えることも勉強のうち」と自分で記録していましたが、2日目で「ここまで自動でやってほしい」と思いました。
そこで、記録はAIに任せることにしました。書き取った文を渡すと、スクリプトと見比べて原因を分類し、表に1行書いてくれます。
所要分も、やり取りの開始と終了の時刻から出しています。私が書くのは英文だけです。
毎朝見る報告も、3つだけに絞っています。
- 今日の素材と区間
- 昨日やったか(やっていなければ、穴埋めせずに「記録なし」と出す)
- 直近7日と累計の原因の内訳
新しいやり方は、いつ見直すの?
続かなくなる原因の1つは、効果が分からないまま同じことを続けて、飽きてしまうことだと思います。
私は新しい練習を足すとき、始める前に「いつ、何の数字で見直すか」を決めるようにしました。
たとえば10月から、日本語の文を見て英語を書き、AIにすぐ添削してもらう練習を始めました。このときは「2週間続けて、冠詞と -s の誤りが減らなければ元に戻す」と決めています。
途中で数え直すと、冠詞の誤りはこうでした。
| 時期 | 冠詞の誤り(10文あたり) |
|---|---|
| 始める前の1週間 | 3.3件 |
| 始めた週 | 1.4件 |
| その次の週 | 1.7件 |
(10/22 の見直しの結果は、出たらここに追記します)
数字で見直す日が決まっていると、「なんとなく効果がない気がする」でやめずに済みます。逆に、合わないものをだらだら続けることもありません。
続かなくなりかけたときは、何を変えたの?
58日の間に、やる気が落ちかけた場面もありました。そのときに変えたことを書いておきます。
| 落ちかけた理由 | 変えたこと |
|---|---|
| 英作文のお題が仕事の話で固かった | 旅行や食事の軽い話に変えた |
| ルールより長い文を出されて、やる気がなくなった | 書き取る文は8語までと決め、それを超えるものは出さないことにした |
| 繰り返し回数が「少し多い」と感じた | 迷わず減らした(3回ずつ→2回ずつなど) |
冠詞や複数形は、むしろ旅行の話のほうが自然に増えます。お題を軽くしても、練習としては困りませんでした。
どれも、続けるための調整です。きつい形で数日やってやめるより、軽い形で毎日やるほうを選んでいます。
よくある質問
Q. 朝と夜、どちらがいいですか?
A. 私は朝、仕事の前にやっています。夜は仕事の終わりが読めず、時間が無い日が増えるからです。朝は4時45分に始めて、英語は朝のうちに終わらせます。夜はYouTubeや英語のドラマを「ながら」で見るくらいです。
Q. 1日抜けたらどうしますか?
A. 穴埋めはせず、「記録なし」のまま次の日を始めます。前日の分を取り返そうとすると、その日の負担が倍になって続かなくなります。私の58日は抜けがありませんでしたが、抜けたときのルールも先に決めています。
Q. 30分取れない日が続いたら?
A. 書き取り1分と英作文1問だけの日があっても構わないと決めておくと、ゼロの日を作らずに済みます。私の最短の日は、所要8分でした。
今日からやること
- 今やっている英語学習を、2〜4つの段に分ける
- 「時間が無い日はこの段から削る」という順番を紙に書く
- 1日1行の記録を今日から始める(列は日付・所要分・メモの3つだけでもよい)
段の中身を決めるときは、次の記事も参考にしてください。



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