応用情報技術者試験を受けると決めたものの、テキストを最初から読むと、半分も進まないうちに試験が来そう。
働きながら毎日どれだけやれば間に合うのかも分からない。この記事は、そんな状態から計画を立てた私の記録です。
こんな人に向けて書きました
- 応用情報を受けると決めたが、何をどれだけやるか決まっていない社会人
- 計算問題やセキュリティを、これまで勘で答えてきた人
- 平日30分ほどで、本番まで続く計画を立てたい人
エンジニア職でテクノロジ分野をすでに7割以上取れる人は、この配分を逆にしたほうが効率的です。
この記事で分かること
- 全分野で6割を取りにいかず、科目A 80問の目標を53問に置いた配分
- 期間を5段階に区切り、確認テストの関門を通るまで次へ進まない計画
- 平日30分で回す「解き直し→その日の型→新しい問題5問→記録」の4ステップ
私は理系出身ですが、計算問題やセキュリティは今まで勘でやってきました。
受験を決めたのは、セキュリティが重要だと感じているからです。応用情報には、スケジュールや戦略を問うプロジェクトマネジメント・ストラテジの問題もあり、そこも面白いと感じています。
2027年2〜3月の後期試験を受ける予定で、まだ受験準備中です。この記事は計画と、始めて4週間(2026年10月21日時点)の途中経過です。
応用情報の試験日程と合格基準はどうなっているの?
計画は本番の日付から逆算するので、最初にIPAの公式ページで試験の枠を確かめました。私が受ける令和8年度後期(CBT方式)は次のとおりです。
| 項目 | 期間 |
|---|---|
| 申込受付 | 2027年1月27日(水)〜2月16日(火) |
| 科目A | 2027年2月6日(土)〜2月19日(金) |
| 科目B | 2027年3月3日(水)〜3月15日(月) |
試験の形式は次のとおりです。
| 項目 | 科目A | 科目B |
|---|---|---|
| 試験時間 | 150分 | 150分 |
| 形式 | 四肢択一で80問すべてに解答 | 記述式で11問から5問を選んで解答 |
| 合格 | 100点満点中60点以上 | 100点満点中60点以上 |
合格は、科目A・科目Bの両方で60点以上が必要です。IPAの資料では、難易差があった場合に基準点を変えることがあるとされています。
応用情報の科目Aは、どの分野で何問取ればいいの?
科目Aの合格ラインは80問中48問です。
- 1問の点 = 100点 ÷ 80問 = 1.25点
- 合格に要る問題数 = 60点 ÷ 1.25点 = 48問
ここに5問分の余裕を足して、目標を53問(66%)に置きました。
問題は、その53問をどこで取るかです。私の配分は次のとおりです。出題数は私が計画を立てるときに置いた目安で、公式の配分ではありません。
| 分野 | 出題数(目安) | 目標正答 | 考え方 |
|---|---|---|---|
| ストラテジ | 約20 | 16(80%) | 得意分野。ここで貯金する |
| マネジメント | 約10 | 7(70%) | 仕事と重なる。EVM・日程計算だけは型で覚える |
| テクノロジ | 約50 | 30(60%) | 深く理解するのではなく、頻出テーマの型を覚える |
| 合計 | 80 | 53(66%) |
テクノロジを苦手なまま全体を6割にしようとすると、取りこぼしを埋める場所がなくなります。
逆に、ストラテジとマネジメントで8割・7割を取れれば、テクノロジは6割で足ります。
テクノロジの中では、セキュリティを最優先にしました。科目Bでも情報セキュリティは必須なので、1回の勉強が両方の試験の点になります。
この配分が向くかどうかは、次で判断できます。
| 向いている人 | まだ要らない人 |
|---|---|
| 経営・会計・プロジェクト管理の話は仕事で触れているが、計算問題やネットワークは勘で答えてきた人 | エンジニア職で、テクノロジ分野をすでに7割以上取れる人 |
まだ要らない人は、配分を逆にして、ストラテジの暗記を後半に回すほうが効率的です。
応用情報の科目Bは、どの4問を選ぶの?
科目Bは11問から5問を解きます。情報セキュリティが必須で、残り4問を選びます。私は9月の時点で次のように決めました。
| 区分 | 科目 |
|---|---|
| 必須 | 情報セキュリティ |
| 選ぶ4つ | 経営戦略/情報戦略/プロジェクトマネジメント/ITサービスマネジメント |
| 予備 | データベース(浅く。その年の1科目が難しかったときの逃げ道) |
| 外す | システム監査・プログラミング・アーキテクチャ・ネットワーク・組込み・情報システム開発 |
最初に決めたのは、科目Bの準備を科目Aの後に始めると間に合わないからです。科目Aと科目Bの間は、2週間ほどしかありません。
応用情報の計画は、どう5段階に区切るの?
期間を5つに区切り、各段階の最後に確認テストを置きました。関門を通らなければ、次の段階へ進みません。
| 段階 | 期間 | やること | 関門 |
|---|---|---|---|
| ① 型 | 9/24〜10/31 | テクノロジの頻出計算15種と、セキュリティ用語40語 | 型テスト15問でヒント無し12問正解 |
| ② 一周 | 11/1〜11/30 | 科目Aを全分野一周。分野ごとに正答率を出す | 40問のハーフ模試で50% |
| ③ 過去問 | 12/1〜1/15 | 過去問を年度ごとに。科目Bはセキュリティから | 12/31に60%、1/15に65% |
| ④ 弱点 | 1/16〜2/5 | 正答率の低い分野だけ解き直す。80問通しで2回。1/27に申込 | 通しで70% |
| ⑤ 科目B | 2/6〜3月初 | 科目Aの後は科目Bに集中 | 過去問で各科目60% |
④の関門を70%にしたのは、本番の目標66%に余裕を持たせるためです。練習で66%ちょうどだと、本番の緊張や初見の問題で割り込みます。
科目Bは⑤まで待ちません。12月にセキュリティ、1月から選択4科目を週2問ずつ始めます。
①で覚える「頻出計算15種」
①の段階では、テクノロジの頻出計算を次の15種に絞りました。
- 稼働率(直列・並列)
- 2進数・16進数
- 論理演算
- 二分探索などの計算量
- 待ち行列(M/M/1)
- サブネット・ホスト数
- 伝送時間
- MIPS・CPI
- キャッシュの実効アクセス時間
- ページ置換
- 正規化
- SQLの基本
- 暗号(共通鍵・公開鍵・ハッシュ・署名)
- 攻撃と対策の対応表
- EVM・PERT
10月21日時点で手をつけたのは、このうち7種です。
平日30分では、毎日何をやるの?
毎日の中身は固定しています。
- 解き直し。期日が来た問題を出す(間隔は1日→3日→7日→14日)
- その日の型の解説。5分で、言葉の意味→公式→例題1問
- 新しい問題を5問。計算問題はヒントを段階的に出しながら解く
- 採点と記録。正誤と、落とした原因を記録する
出題と採点はAIに任せ、記録は自作の表に残しています。ヒントは3段階です。
| 段階 | 出るヒント |
|---|---|
| H1 | 使う考え方の名前 |
| H2 | 式の形 |
| H3 | 途中まで計算 |
ヒント無しで正解したものだけを「できた」と数えます。
勘で当たったものも、正解に数えません。
落とした原因は「用語不知/計算の型不知/読み違い/ケアレス/勘」の5つに分けて数えています。数えると、何を直せばよいかが見えます。たとえば9月28日は、用語不知3・計算の型不知3・勘1でした。
計画を立てたときは「平日30分・週末60分」を目安に置きました。実際は平日に30分で、週末はやっていません。
4週間やってみて、どうだった?
最初の日(9月23日)は5問中0問でした。稼働率・二分探索・SQLインジェクション対策・EVM・サブネットのホスト数で、全部落としました。
その後は、記号が合っていても、根拠の式まで正しいかで数えています。日ごとの解き直しの結果は次のとおりです。
| 日付 | 記号が正解 | 根拠まで正解 |
|---|---|---|
| 9/24 | 6/6 | 3/6 |
| 10/2 | 10/14 | 4/14 |
| 10/5 | 11/13 | 9/13 |
| 10/21 | 5/7 | 5/7 |
予定どおりにいかなかった点もあります。9月28日・10月2日は4日、10月19日は14日空きました。
平日30分は「毎日必ず」ではありません。空いた日の次は解き直しだけにして、立て直しています。
最初につまずいたのは、稼働率や鍵の数のような序盤の計算の型と、理系寄りの問題、それにセキュリティでした。理系出身でも、ここはつまずきました。何度も解き直すことで覚えています。
よくある質問
Q. テクノロジが苦手でも、応用情報は間に合いますか?
A. 私自身まだ受験前なので、間に合うとは言い切れません。ただ、テクノロジを6割で足りる配分にすると、覚える範囲は「頻出の型」まで絞れます。全部を理解しようとするより、計画が立てやすくなりました。
Q. 平日30分で足りますか?
A. 30分で足りるかは、関門で判断するようにしています。関門の正答率に届かなければ、次の段階へ進まずに足りない分を埋めます。時間を増やすかどうかも、そこで決めます。
Q. 科目Bの選択は、いつ決めればいいですか?
A. 早いほうがよいと考えています。科目Aと科目Bの間は2週間ほどなので、科目Bの練習は科目Aの前から並行して始める必要があります。
今日からやること
- IPAの公式サイトで、受ける回の日程と合格基準を確かめる
- 科目Aの目標正答数を、分野ごとに割り振る
- 科目Bで選ぶ4つを決め、科目Aの前から練習に入れる
私の次の関門は、10月31日の①(型テスト15問でヒント無し12問)です。それまでに残りの8種の型に手をつけ、まだ落としているディジタル署名の向きを固めます。関門の結果は、このブログで数字ごと報告します。



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